スクワット(筋トレ)で「膝関節症(変形性膝関節症)」が完全に治る?

結論としては 「治る」わけではない

が、正しく行えば改善・進行予防には非常に有効です。

🔍 まず、変形性膝関節症とは?

関節の軟骨がすり減り、炎症や痛み、変形が進む慢性疾患です。

✅ スクワットが効果的な理由

適切なスクワットには、以下のメリットがあります:

  • 太ももの筋力(大腿四頭筋)を強化し、膝関節の負担を軽減
  • 体重のコントロールに役立ち、膝の負荷を減らす
  • 関節の安定性を高める(膝崩れ防止)
  • 滑液の循環促進 → 軟骨への栄養供給を助ける

⚠️ ただし「正しいフォーム」でないと逆効果

悪いフォームでのスクワットは、むしろ膝の痛みを悪化させるリスクがあります。

間違った例

  • 膝がつま先より前に出る
  • 急に深くしゃがみこむ
  • 内股・がに股になる
  • 痛みをこらえて行う

✅ 膝関節症向け「膝にやさしいスクワット」

ハーフスクワット or 椅子スクワットがおすすめです。

例:椅子スクワットのやり方

  1. 椅子に浅く座る
  2. 足を肩幅に開き、つま先はやや外向き
  3. 手を前に伸ばす
  4. 背筋を伸ばしたまま、立ち上がる→ゆっくり座る(これを繰り返す)

💡 膝が痛い日・腫れている時は中止!

→ 痛みが落ち着いてからリハビリ開始が基本です。

🧠 補足:治すためには「多角的アプローチ」が大事

アプローチ

内容例

筋トレ(スクワット)

大腿四頭筋・内転筋などを鍛える

ストレッチ

ハムストリング、ふくらはぎ、股関節などを緩める

栄養管理

炎症抑制:オメガ3、ビタミンD、抗酸化食品など

減量

体重1kg減=膝への負担は約3kg減

整体・物理療法

姿勢改善、関節の動きの調整

✅ 正しいスクワットは、膝関節症の進行を抑え、痛みを軽減するのに効果的

❌ ただし、無理な筋トレや誤ったフォームは逆効果。

👉 **「治す」というより、「支える筋力をつけて症状を改善・維持する手段」**として活用しましょう。