股関節痛

右股関節の 内旋(膝が内側に入る/つま先が内向き)の背景を、
心理状態・内臓の問題・使い方・姿勢 の4方向から整理しますね。

🔍 ① 心理状態からの原因
• 自己抑圧・我慢傾向
 ➡ 股関節は「選択と行動の自由」に関わる部位。右側は“現実的な行動面”や“仕事・社会”を表すことが多い。
 ➡ 内旋=“内側に閉じる”動き → 外界への表現を控え、抑え込んでいる状態。
• 自信のなさ・決断の迷い
 ➡ 股関節は「決断」や「一歩踏み出す」象徴。内旋は“迷い・躊躇”のサイン。
• 右(陽)側のテーマ:父性・社会性・未来志向
 ➡ 「将来への不安」「仕事上のプレッシャー」などが右の股関節に現れることも多い。

🔍 ② 内臓の問題からの原因
• 肝・胆のアンバランス(東洋医学)
 ➡ 右股関節は「肝経・胆経」のラインが関与。
 ➡ 肝の疏泄不良(ストレス)や胆のう疲労(脂質の処理低下)があると、右股関節周囲が硬くなり内旋方向へ引き込まれる。
• 腎・副腎の疲労
 ➡ 慢性的なストレス → 副腎疲労 → 腎経のエネルギー不足 → 骨盤・股関節が安定できず、内旋して固定。
• 消化器(特に盲腸・回盲部)
 ➡ 右股関節近くの腸腰筋は腸(特に回盲部)と関係が深い。便秘や腸内環境の乱れで内旋が出やすい。

🔍 ③ 使い方(身体の使い方のクセ)
• 右足の“内股歩き”クセ
 ➡ 歩行や立位でつま先を正面より内側に向ける → 股関節内旋が習慣化。
• デスクワークでの脚組み
 ➡ 右足を内側に引き込むように座る → 大腿骨頭が内旋で固まる。
• スポーツの片寄り(野球・サッカー・テニス)
 ➡ 踏み込み脚として右足を酷使 → 内旋の癖が残る。

🔍 ④ 姿勢からの原因
• 骨盤前傾 or 後傾のアンバランス
 ➡ 骨盤が前傾していると大腿骨は外旋しやすいが、
 ➡ 後傾していると内旋しやすい(椅子座りが長い人に多い)。
• 脊柱のねじれ(胸腰移行部)
 ➡ 体幹のねじれ補正のため、右股関節が“内旋で固定”される場合あり。
• 足部(回内足・扁平足)
 ➡ 右足が回内している(足裏の内側に体重がかかる)→ 股関節も内旋へ連鎖。