S字状の側弯症とセルフケアストレッチ

側弯症とは?

側弯症とは、背骨が左右に曲がり、さらに回旋(ねじれ)を伴う状態をいいます。特に「胸椎右凸+右回旋」と「腰椎左凸+左回旋」が組み合わさったS字状の側弯は、整体院でもよく見られる典型的なパターンです。胸椎と腰椎が逆方向に曲がり、全体のバランスを取ろうとする「代償性カーブ」が特徴です。

側弯症で起こりやすい不調

一見まっすぐ立っているように見えても、胸のふくらみや腰の張り感、肩の高さの違いが出やすくなります。胸椎右凸では右背中の筋肉が短縮し、左胸郭が硬くなりやすい一方、腰椎左凸では左腰の筋緊張や右腹筋群の硬さが目立ちます。その結果、肩こり・腰痛・自律神経の乱れ・呼吸の浅さなど、様々な不調の原因になります。

側弯症におすすめのストレッチ

  • 胸椎右凸のストレッチ:左に倒すサイドストレッチ、左回旋を意識した胸椎ストレッチ

  • 腰椎左凸のストレッチ:右へスライドする四つ這いストレッチ、仰向けで両膝を右に倒す回旋ストレッチ

✅ 各ストレッチは 30秒×2〜3回、呼吸を止めずに行うことがポイント。痛みがある場合は無理をしないようにしましょう。

当院の考え方

当院では25年以上の臨床経験から、側弯症をただ「矯正」するのではなく、筋肉と関節の調和を整える整体とセルフケアの両立を重視しています。呼吸に合わせた優しいストレッチを取り入れることで、姿勢改善だけでなく快適な日常動作のサポートをしています。